ドンペイのコラムでござる

[2019年11月号] 俳優 土平ドンペイのコラムでござる

めっきり朝夕の冷え込みに
そろそろ鍋料理が恋しいなぁって頃になりました
最近思うんです、あぁ~ 日本に生まれて良かった!って…
自然と季節が巡り、四季折々を味わい楽しめるんですもの (^^)
テレビでは 10月から 秋のドラマが始まっています
その中でも長きに渡り放送されている人気ドラマ「 相棒 」
なんと18回目のシリーズです
僕も「 相棒 」には今回を含め4度 出演しています
ドラマの冒頭から人質と共に家に立てこもる犯人だったり
ヘビ革のスーツを着る悪い人だったりでしたが
今回は警察の鑑識 (北海道警) でした
色んな作品で自分の役に取り組む時
僕は、先ず頂いた台本を全体通して何度も読み込みます
そうすると、この場面で こんなことを言うだろうなぁ~って事が
だいたいセリフとして台本に書かれています
自分のセリフだけを前後わからず覚えようとしても
なかなか頭に入らないですし
感情のこもった言葉が言えません 役のキャラクターもそうです
ストーリー全体を理解していくと
このような人物もアリだな … とか
こんなキャラクターが居たらストーリーが もっと深くなるな … とか
色々と思い浮かぶのです
そうしながら自分が演じる役を作っていきます
小さな役から大きな役まで変わりありません
小さい役だからと いい加減に演じていると
次のチャンスも無くなってしまいます
日本には舞台や映像を合わせると
10万人の役者が居ると言われています
代わりは幾らでも居るんです!
僕は若い頃から、
この場面でこんなことすれば面白いなぁ~って思うと
必ず本番前のテストでやってみました
ただ自分が目立つからではなく
現実に こんな人、居るよなぁ~って…
リアル感を重視するから本番で多く採用されました
そんな姿を見た若い俳優達がドンペイさんは勇気がありますね
考えて来た面白い芝居やスゴいキャラクターは
どんな監督の前でも されるから …
怒られたりしないですか?と …(笑)
勇気が アル ナシ ではなく やってみないと わからない
怒られたら やめればいい
あぁ~ココまではやり過ぎなんだなぁ~って分かってくる
怒られることを嫌がっていたら いつまでも思い切ることができず
自分の味も匂いも残せず10万人の中に埋もれてしまいます…(笑)
どの仕事にも共通するように思います
希望を持った若人に伝えたい!
社会で やっつけ仕事をしてるようでは
チャンスに巡り合いませんよ
チャンスを掴むのも逃すのも自分次第ですからね
先ずは 健康第一!
時節柄 くれぐれもご自愛下さいませ

→ コラム一覧へ