サラリーマン & 大部屋俳優生活数年目

 サラリーマン & 大部屋俳優生活数年目

 仕出し(京都でのエキストラの呼び名)扱いなんですが

 1話のドラマの中で、お坊さんを演じる機会がありました。

 もちろん頭はツルツルに しなければなりません 。

 普通の会社でサラリーマンをしている 僕 ・・・

 その頃 スキンヘッド頭と言えば 世の中で

 本当の お坊さん か その筋の人ぐらいしか いなかった頃だったので

 普通のサラリーマンがツルツル頭なんて ありえな~い !のです 。

 確か会社が冬休みに入る時だったので

 10日ぐらいあるから何とかなるかぁ ~ ! な~んて思い

 チャレンジャー な 僕は 坊さんをやったんです (^^)v

     
 高校球児 以来の ツルツル頭 ・・・

    
 撮影する 最初の日に 坊主に しとけばいいだろう ・・

 だったら 冬休み10日間の 終わる頃には ツルツルでなく

 坊主頭の ちょっと のびた感じまで 戻せるなぁ~ と

 勝手に 思っていたんです 。 しかし ・・・・・

    
 本当の お坊さんは 少し のびたら ツルツルに !

 青い頭が 黒くなったら ツルツルに ! ってな 訳で ・・・
    

 仕出しで あっても ハッキリ 分かる 場面に 出てるので

 撮影中は ずっと ツルツルちゃん で いなければ いけなかったのです 。

    
 冬休みの終わる 前日まで 出演していましたので

 新年早々 どんな頭で 出社したかは ?

 ご想像通りです ・・・ (^^)

     
 会社の仲間や上司の えっ ! の 表情 ・・・

 ”どないしたん?”って みんな聞きたいに決まってるのに

 誰も聞こうと しないのです ・・

 ほぼ全員が出社した頃 直属の上司がコッソリと

 ”土平くん どないしたん?”って・・・

     
 上司に聞かれ 咄嗟に出てきた言葉が

 「休みを利用して精神修養をしようと思い知人の比叡山 延暦寺のお坊さんを

 尋ね3日間お堂で修行らしき事をした」と言ってしまったのです ・・・

 ”髪の毛もツルツルにしないといけないの?”と聞かれ

 
 「 はい!精神修養ですから・・・」

 
 我ながら おもしろいウソをついたなぁ~と

 いま思い出しても笑けます・・・(^^)


仕出し(京都風エキストラ)として・・・

 仕出し(京都風エキストラ)として現場に出演している頃

    撮影所では、テレビ時代劇 や 映画など 数多くの作品を

    撮影していました 。

    中でも、中村吉衛門 さんが 鬼の平蔵を 演じる 「 鬼平犯科帳 」に

    仕出しとして、ちょこちょこ 登場していました 。

    時代劇を 観ていたら、芝居している人の 後方 や 前を

    通り過ぎていく人が いるでしょ ? あれを やってました ・・(^^ヾ

    その日によって 行商 や 大工 たまに カゴカキ(エッホエッホのね)など

    色んな姿で 画面の中に 出ていたんですよ ・・・

     
    勤めていた会社の おじさん達が

    よく「 鬼平犯科帳 」の話を するのです 。

    放送が あった 翌日などは

    昨夜の 鬼平は あ~だ こ~だ とね ・・・

    ある時 おじさん達 との 話の中で 「 鬼平 」観てたら

    土平くんに似てる人が たまに出てるねん ・・・

    なんて言われ ”へェ~ 見てみたいっすね~ ”って

    ゴマかしていました 。

     
    エキストラ でも 目立つところに 出る事が 多くなった頃には

    おじさんが ”また 土平くん似を 観たよ”内緒で出てないかぁ~?って

    そんな アホな・・なんで 出れますの ! ハハハ (^^)って・・

     
    あまりの 鬼平 人気に「 劇場版 鬼平犯科帳 」が

    作られる 事となりました 。

    ラストに近いシーンで 悪いヤツが 物かげに隠れ

    鬼平が 通り過ぎた後 出てきて ギロッ!っと にらむ と言うシーンに

    なんと! 抜擢してもらえ アップまで 撮ってもらえたんです!

     
    やっと 俳優らしく カメラに 写ったと 喜びで いっぱいでした! が

    会社に 行ったら おじさんから 

    「 鬼平 」を 映画館に 観に 行ったんやけど ・・・・・・
     

    あれ 土平くん やろ ? って  (^^ヾ
     

     
    
    それ以降 おじさん達は 毎週 中村吉衛門さんを 観るより

    土平くん 探しの  鬼平犯科帳  でした ・・・


映画村で 記念写真・・・

    映画村で 記念写真を 撮っている場合ではない !

    これでは チャンスを 掴めない ・・・

    エキストラとしてでも 撮影現場に 行かなきゃと

    気付き始めた 僕 ・・・

     
    普段の 会社勤めも しながら

    休日や平日でも 夜の撮影が ある時など

    エキストラとして 出来るだけ 多くの現場に

    行くよう 心がけました 。

     
    とは 言え エキストラと 言えども

    京都 太秦の エキストラは 東京とは 違い 難しく

    時代考証 や 所作(しょさ)などを

    分かっていないと 出来ないのです 。

     
    呼び名も エキストラと 言うのではなく

    仕出(しだし)と 呼ぶのです 。

    いわゆる 大部屋俳優さんの ことですね ・・・

     
    この 大部屋俳優さん達は 時代劇の カツラの下に巻く

    羽二重(はぶたえ)や メイク、そして 着物の着付けに 至るまで

    すべて準備は 自分でやるのです ・・・

    えぇ~ できないよ ~ なんて 言ってたら

    京都で 仕事は 出来ません・・・

     
    僕も 記念写真から 一転して 大部屋俳優としての 厳しさを

    改めて思い知らされ 色んな事を 勉強する事と なるのです・・・

     
     
     ☆ おまけ ☆ 

     初仕出は ・・・ 確か ?

     里見八犬伝(映画)の 大衆 か 

     遠山の金さん(テレビ)の 捕手(とりて=御用だ御用だの人)

     だったように 思います ・・・ (^^)v


サラリーマン時代の・・・

    以前にも書きましたが、サラリーマン時代の

    おもしろエピソードを、いくつかご紹介したいと思います。
     
     

    10代の 終わりごろから 京都の太秦にて

    役者業(とは言っても だいたいエキストラが多いのですが・・・)に

    従事してきましたが、兼ねて 丸10年 会社員もしていました。
     

    役者業 だけでは なかなか 生活していく事も大変でしたので・・・
     

    最初 数年間は、会社の 休みの日に 合わせて

    観光地の 太秦映画村で お客様と並んで

    記念写真を 撮ったりする仕事をしていました。
     

    ただ、この仕事に 納得していた訳ではないのですが

    考えようによっては 全国の方に1日 何百枚 写真を撮られるので

    少しでも 宣伝に なるかも・・・? 

    な~んて その頃は 真剣に 考えたものです 。 (^^ヾ
     

    普段でも 観光客の 多い 京都で

    日曜、祝日、お正月、ゴールデンウィーク などの 休日

    映画村は、朝の 開園時間から 夕方の 閉園時間まで

    想像を 絶するほどの 人の数なんです・・・

    食事休憩も 3時の休憩も 取れないくらいに

    お客様と並んで 次から次へと 写真を 撮るのです 。
     
    景気が いい時代だったんでしょう(^^)

    
    しかし ある時 「 あっ ! 」 って 思ったのです ・・・

    どこを 見回しても お客様の 写真機だけで

    映画や テレビの 撮影用カメラが ないんです ・・・

    これは どこにも チャンス 転がってないなぁ~って

    映画村でチヤホヤされ、気持ちよくなってる場合ではない !

    エキストラでも どんどん現場に 出ないと

    チャンスを掴む事も出来ないと 数年たって気付きました 。

       遅い ! ちゅ~ねん !  (^^ヾ 

    

    今でも 京都の 作品が 入った時は 必ず 映画村に 寄ります 。

    オープンセットは あの頃と 少しも変わっておらず

    感慨深~く なります ・・・ いい思い出です (^^)v


はや 3月 ですねぇ~ ・・・

    はや 3月 ですねぇ~ ・・・

    いつもながら 早いっす ! 時間の 過ぎるのが ・・・

     
    最近 「 特命係長 只野 仁 」の 撮影を していますが

    久々に ザ・ヤクザ を 演じています 。

    出番の シーン数は 多くありませんが

    おもしろいキャラで 出ています !  (^^)v

    どぅ おもしろいか ?

    観ての お楽しみの方が よいと思います 。

    
    放送は 3月9日の 夜ですので 是非 観て下さい !
    

    初めて お会いした 高橋 克典 さんが

    ドンペイの事を とても気に入って下さったようで

    現場で 何度も いいですねぇ~ メッチャ 好きです !って

    言って下さり 是非また ご一緒しましょう ! って ・・・
     

    高橋 さん うれしい お言葉 ありがとうございました (^^)